DNFでも楽しかったBRM119熊本200km!


寒くて手が震えたか。ブレまくりですね。

息子のアパートを5時半に出発。
阿蘇の5時半って冷えますよ。車のウオッシャー液を押したら一面凍ってしまった。

スタート地点は1度だった(らしい)。
寒さ対策は、とにかく末端から。
シューズの中に中敷き型のカイロ。爪先にはミニカイロ。
その上でシューズカバーの下にもカイロ。それでも冷えました。
手は、インナーと冬用グローブの2枚重ね。
上半身は、ヒートテックにあの腹巻、その上に薄い起毛のジャージ。
その上にブレストウォーマーで、冬用ジャージ。で、ウインドブレーカーも着こみました。
下半身はレーパンに冬用タイツ。サポーターも忘れずにね。
頭は耳まで隠せるキャップにヘルメット。ネックウォーマーで完成です。

まぁ、ひとことで言うとモコモコです。






土地勘がないため、国道3号線から県道3号線に分岐するまではなんとか皆さんに着いていきたい。
だから、こんな写真を撮ってる場合じゃないんですがね。






とにかく冷えてます。でも風が無くて走りやすい。






どんどん、おいていかれていつもの定位置。まぁ道さえ分かれば一人が気楽なんです。
スタートで無理するとあとに堪えるからと、いろんなとこに書いてますしね。
(でも今日リザルト見て分かりましたが、遅い奴は無理してでも着いていかないとダメだ。)






40.5キロ地点のPC1に到着。ここまで快調。なんと1時間10分のアドバンテージです。
出来過ぎかな。と思ったら、リザルトでは、みんなもっと早く着いてました。(涙)
熊本市から北上してきたコースは、ここから西へ向かいやがて金峰山目指して南下していきます。






何に使うのか、集落のみんな?で竹を採って細かく砕いてます。
今思い返すと、なんでこんな写真を撮ったのか。






10時過ぎ、今日のメインエベント、金峰山が見えてきた。
あそこを越えるのか。う〜ん、できればスルーして平地を行きたい。






ここからいよいよ登りだとか。ネックウォーマーとウインドブレーカー脱いで気合を入れましょう。
キューシートにも、赤い字でここから頑張ってって書いてあるしね。






ループ橋を回りながら登っていくけど、坂道になったとたんにカタツムリになりますな。
頑張ってるんだけど、無理に漕ぐと膝にきそうで恐る恐る踏んでいきます。
せっかくの貯金がだんだん無くなっていく・・・






11時50分。やっと第1駐車場に着きました。
この下の登り口から急に勾配がきつくなって最初こそ自転車で走ったものの、
一度足を着くとダメですね。登り口からは半分以上歩きました。
歩いても自転車でもそれほどスピードは変わらないし、足休めになりますからね。






第2駐車場到着。疲れました。
通過チェックですから制限タイムは無いものの、想定時間ぎりぎり。
この時点で時間貯金はゼロ。なんとか下りで頑張らないとPCの門限に間に合いません。
「もう、(私が)最後ですか。」ってスタッフの方に聞いてみました。
「いや、そうでもないですよ。」と言ってくれるのを微かに期待してましたが、はっきりした声で、
「7時スタート組では、最後ですね。」と・・・・・・
分かってはいるんだけどね。
それよりもなによりも、
ここまでの急坂を必死で歩いていると、下の方から笑い合いながら登ってくる2人がいて、
結構きついですよね。なんて言いながら登っていくんですね。8時スタート組ですよ。
あんなふうに登れないものかね。(できれば脚力増強じゃなくて、姑息に機材などを活用して。)






金峰山からの1枚。
実は第2駐車場にも展望場所があって結構な眺めが拝めるものと想像してたんで、
写真は登りきるまで我慢してましたけど、登ってみると駐車場は全くの林の中。
そうとわかってればその前に結構いいヴューポイントはあったんですがね。






やっと山岳区間(個人的感覚です)が終わりました。
2時頃。たぶん白川の橋の上でしょう。熊本市は大きな川が多くて、
いつも岬の先で海ばかり見てる輩からすると、それだけで気分がいいんですが・・・






3時頃。1時間たってもおんなじような風景で。
これは緑川でしょうか。今、地図見て確認しながら書いてます。
ホントはこんな予習をたっぷりとしないといけないでしょうけどね。






こちらは川下の景色。でっかい干潟には穴が無数に空いてます。
実は、こんな写真を撮る余裕は無くてPC2に間に合うか微妙です。
地図で見ると川が多くて平地で、風がないと走りやすそうですが、
その川には渡る数だけ橋がありまして、結構なアップダウンになります。

おまけに、うきうきロードってなに?
最初の坂が見えた時は、ゲンナリな、あきあきロードでしたよ。

いやほんと、このあたりが一番つらかったな。
日は傾きだすし、何となく心細くて、いい年して情けないったら・・・






八代市の市街が見えてきて少し元気が出てきた。
頑張って走ってPC2のべんとうのヒライに3時40分に到着。タイムアウトの20分前です。
少し休みたいけど、PC3まではまたアップダウンがあるんで急いでリスタート。
とにかく急いでみよう。
八代港線入口で国道3号線に戻り、登りが始まる氷川町宮原へ急ぎます。






宮原を右折して登り始めたけど、もう足が回らなくてサイコンは7〜8キロに。
アドバンテージがない状況じゃ、どうもPC3には間に合いそうもありません。
残念ですが、ここでDNFすることにしました。
天気は良かったし、膝も全く問題なし。でもポッキリ折れました。
今日のブルベは150キロで終了です。

主催者へ電話してDNFの報告と今日のお礼を言って。
そのあと、阿蘇に電話して車と落ち合う段取りをつけました。

写真は宮原から3号線に戻ってきたとこです。

さてさて、DNFしても帰るまでがブルベです。
ここからはいつものサイクリング。平地は全然大丈夫です。
ただ走ってる場所が、いつもと違う八代から熊本へ向かう3号線だということ。





5時半、日がゆっくりと沈んでいきますね。時間制限から解放されてのポタリングです。






6時過ぎ、国道3号線のトラックに怯えながら宇土市まで戻ってきました。
別に鉄ちゃんでもないんですが、九州新幹線が停まってたんで撮ってみた。
残念な思いでとしてね。

車と落ち合ったのは熊本市に入ったセブンイレブンで。
結局、DNFしてから25キロくらいかかりました。
そこから高速で帰ってきましたとさ。

DNFとなったブルベですが、終わってみると楽しかった。
実のところ久しぶりだったんで、緊張してました。
おまけに明け方はたまらなく寒かったんで、そのまま布団にもぐっていようかと思ったほどで。

でも、走りだすといい天気に恵まれて、いい景色を見て、
金峰山まで登れたんで(歩いたけどね)、非常に満足です。

また都合が着いたら参加しようかな。
日本一のDNFブルベカード保持者を目指して。