BRM501福岡400k（諫早〜指宿）輪行編
いい天気になりました。
そういえば、こんな天気だったよなぁ〜と、遠い目(-.-)
さて、完走はしたものの無事に帰るまでがブルベ。
輪行編といいますか、帰宅編といいますか。
出発する前に抱えてた3つの不安。
- 食欲がない。
- 夜間の服装はどうしよう。
- GW中の輪行なんて大変だ。
このうち、
2.は出発前にAJ長崎代表のIさんのアドバイスで解決。
1.も無事ゴールできたんで、なんとかクリアーです。
残るは3.の輪行だけ。
ドロップバックを受け取って、2キロちょっと先の指宿駅に向かいます。
しかし、あれですね。
ゴールのくり屋旅館を後にしたのはちょうどお昼の12時ごろ。
背中にバックパックがあるんで、肩に掛けたドロップバックが膝に当たって走りにくいものの、
初めて訪れた薩摩半島の先端をゆっくり流していると、何ともホンワカとしたおかしな気分が満ちてきます。
指宿駅を一旦通り過ぎ、ネットで目星を付けていた東郷温泉に着きました。
なんと昔からの住宅街の中にあります。大人300円。
お金はこの写真に写ってない右側の別の建物（住まい）の方で支払います。
誰もいない場合は箱に300円入れるだけでいいみたい。
地域のお風呂なんでしょう。
この時にはおかみさん？がいて、自転車は小屋の方に置いていいですよ。
荷物はこの部屋で預かりましょうか。冷たい水はいりませんかと。ホントにご親切。
ここは源泉かけ流しです。ごゆっくり。と言われましたが、
2日間、日に焼けた体に源泉は無理。水だけでありがたい。
お風呂には先客がおりまして70歳くらいの方でしょうか。久しぶりに見ましたよ。
二の腕から肩、背中、お尻の半分までの彫り物。お歳に合わせて少しくたびれてましたが。
最近のスーパー銭湯なんかではあまり見ることはありませんが、ここは地域のお風呂なんですね。
ワタシはというと、29時間ぶりにレーパンから解放され浴場へ。
ぬるめの湯があったんで入ろうかとしたが、日焼けした身体にはまだ熱い。
そのぬるめの湯に彫り物のおじさんが入って、熱くもないのに「うぅぅ、うぅぅ」って。
ワタシはその傍の洗い場で水を掛けるたびにお尻に滲みて「いぃぃ、いぃぃ」っと。
そこへ、先が三又に割れた杖をついて、間違いなく85歳を過ぎてるだろうご老体が。
このおじいさん、何にもなくても「あああ〜、あああ〜」と。
指宿のお昼過ぎ。
住宅街の大衆浴場に響く「うぅぅ、うぅぅ」と「いぃぃ、いぃぃ」と「あああ〜、あああ〜」。
それに気づいた途端、笑い出しそうになったんで、急いで脱衣場に逃げ帰りました。
ほかのランドヌールののドロップバックの中身は分かりませんが、ワタシのはお風呂セットです。
上から下まで着替えて、足はバックに入れてきたビーサンで。
おかみさんにお礼を言って大きくなった荷物を担いで帰ろうとすると、
おかみさんがどうしても飲んでいきなさいとよく冷えた野菜ジュースをくれました。
「（入浴料が300円なのにこんな缶ジュースまで貰ったら）何にもならないじゃないですか。」
って言っても「いいんです」と。
ありがとうございました。お世話になりました。
さて、指宿駅の隣にある宅急便の取り次ぎをしている八百屋さんで、
被せるだけで使い勝手がいいバナナ箱の穴をトマトのフタで塞いで、フレキシブルな宅配箱の完成。
これに、フロントバック、サドルバック、ヘルメット、ボトル、ツールボトル、レーパン他ウエア一式、
タオル他入浴セット、SPDシューズを押し込んで、身の回りの軽量化完成。
八百屋さんから駅まで歩いて、駅員さんに鹿児島中央行きの時間を尋ねると、えっ、20分後。
この時間で輪行袋に詰め込めるか非常に焦り出した。でも次の列車は1時間半後。
急いでやるしかありません。
客待ちしているタクシー運転手の「暇だから見てやるよ」的な視線を感じつつ、
「本当はもう何度もやって慣れてるんだよ。」みたいなオーラを出そうと時々意味なく笑ってみたりして。
それでもできるもんです。10分以内に完了。
諌早までの切符も買って、切符の入れ方？出し方？も聴いて。
それでもホームで待ってる間はなんとも不安。なにしろGW中ですからね。
満員だったらどうしよう。無理してでも割り込むか。嫌な顔されるだろうな。なんか辛〜な。とか。
ところが結論から言いますと、指宿枕崎線も新幹線も諌早までの白いカモメも空いていて。
新鳥栖から佐賀までの一区間だけ通路に立ってましたがそれ以外はずっと座れました。
特に新幹線は快適、快適。振動もなくヒリついたお尻にやさしいこと。
でも気が小さいんで、絶対に乗り越してしまわないようにずっと起きてましたよ。
諌早について近いんだけど、車までタクシー。
本当に奇跡的に机上の計画通りの帰宅となりました。
家に着いてプレモル飲んだら逝ってしまいましたとさ。
