島原半島1周。(後編)めでたさも中くらいなりおらが春

リンガーの呪い、今だ癒えず。
お腹が切ないまま、小浜を出発。南串山までは起伏のない海岸線を通ります。
右手には長崎半島。あのず〜と先が野母崎です。自転車じゃ遠いね。





南串山町にやってきた。雲仙市南串山総合支所。
このあたりからアップダウンが始まります。で、何となく気がついていましたが、
2年前、自転車に乗り出したころに島原半島1周したんだけど、今回は前回より距離が伸びてるのに、疲れてない。
依然として足、腰、尻ともに快調です。若くなってる。(・・・なってない。)




加津佐町へ。
反時計回りで加津佐を目指すならこの岩が目印。ちなみに半島は時計回り、池は反時計回りが基本。
そのほうが海側や池側になって見晴らしがいいから。今日は基本に逆らって反時計回り。って言うか、いつもこっちから。
愛野への上りを最後に残したくないのと、疲れたら島鉄島原外港から諫早まで(なんなら長崎まで)輪行ができるから。






加津佐の海岸線に連なって設けられたロックシェッド。
ネット情報では、覆道の一種で、岩石用がロックシェッド、雪崩用がスノーシェッドとのこと。
通り抜けるとき、ここだけ近未来的な感じがします。  まだ、リンガーの呪いは続いてる。ウッ。






こころ旅長崎編に登場した加津佐駅と海水浴場。確かにこの駅でしたね。
ここを過ぎて口加高校の坂を下ると口之津に入ります。
海岸線を回ってるから平坦かというと、半島の川筋ごとに尾根と谷が繰り返されるから、
ちょっとしたアップダウンは確かにある。(あくまでもアラフィフ感覚ですが。)




口之津港の公園から。ちょうど天草の鬼池からフェリーが入ってきました。
愛車defy1とフェリーのツーショット。ここからだとほんとに天草はすぐそこです。




口之津から対岸の天草へ。




まるで初夏。乾いた風。道路沿いの草木の匂い。車輪の回転音。
走っているこの海岸線がいつまでも続きそうで。




明日や明後日の予定なんて何もなかった夏休みの感覚。
頭の中がボーとしてきた。稲垣潤一がリフレインします。昭和ですから。




南有馬を過ぎたら久しぶりに普賢岳が。
ず〜と、足の調子がいいんです。加津佐のあたりからずっと向かい風で快適。
足を止めるのが面倒くさくなって、このあたりの写真の数が減ってます。





面倒くさくってボーっと走ってたら、西有家のみそ五郎を通り過ぎてしまった。
で、深江のろくべえはしっかり撮りました。




水無川あたりからの普賢岳眉山。やっとここまで来ました。でもまだ快調です。




やっと島原外港に到着。熊本行きのフェリーが出るとこで、ゴースタンして方向転換。
もう、午後4時。ぼんやりしてるけど私は帰れるのでしょうか。




海を休憩を臨むベンチで小休憩。動きたくない。なんなら、フェリーに乗って熊本へ。




今日初めてのアイスです。シャキッとしたアイスの上に何とレモンスライスが。
美味しい。夏の定番候補第2弾ですね。




汽笛を鳴らし黒煙を上げて熊本へ出て行った。
今日は口之津で入港、島原外港で出港とタイミングよく見ることができました。これも日頃の・・・




中尾川から見た普賢岳。朝は東に見てた普賢岳が西のほうに移っていきます。
ここからの写真も少ない。楽しいからじゃなく、足の裏が痛くなってきたから。
左の指の付け根が痛い。ごまかしごまかし進みます。




多比良港を通過。有明海の干潟。まだ陽は高い。なんとか帰れるだろう。




多良岳と干潟。朝は向かい風だったけど、今は無風に近い。足が痛くて休みたい。
おまけにいつの間にか頭の中の曲が変わり、なんでだろう、ラーメンズの「千葉・滋賀・佐賀」が聞こえてくる。
リフレイン箇所は「オオグンタマ」、「オオグンタマのメス」のあたり・・・






中央干拓の潮受け堤防でトイレ休憩。靴を脱いで足を休めます。ここの風も気持ちいい。
陽はずいぶん傾いてきた。もう、帰らなくてもいいかなと思ったりする。   が・・・、帰ります。






8時。出島ワーフに戻ってきた。疲れたけど充実の191キロ。12時間で走れたけど、目標の200には足りなかったので、
 めでたさも中くらいなりおらが春 ってところです。
でも、2年前に比べたらぜんぜん元気。ちょっと自信が持てました。
もうちょっと練習してほんまもんのブルベに出てみよう。

でも、まあ、楽しかった。