観音峠を越えて唐津へいくぞ。リベンジ編その1


3時の目覚ましで4時に起きまして、
「寝坊した!」と思いながらコソコソと車へ乗り込んで。
こんなことだから準備は前日に済ませておくもんです。
準備してなかったら間違いなく二度寝してましたな。

最初は、先日行けなかった生月島のオオバエ灯台に行こうかと思ったんだけど、
今回のポタにはたった一つだけ縛りがありまして。
どこを走ろうがどこでやめようが全くの気ままポタなんですが、
仕事の都合上、夕方の6時までに長崎に帰らないといけないんで、さすがにオオバエ灯台は無理っぽい。
何かあったら戻れませんからね。

ということで、何とか時間がクリアーできそうな「観音峠を越えて唐津へいくぞ。」リベンジ編となりました。
最後は涙のタクシー乗車となった昨年12月の苦闘編はこちらです。




6時10分前に波佐見のやきもの公園に着きました。半島の先端に住んでると移動だけでも大変だ。
さっと組み立て走り出したのが、ちょうど6時。
およそ140キロのポタリングです。ブルベ時間で割ると9時間ちょっと。
3時過ぎに波佐見に戻り、温泉でスッキリしても(なにもなければ)間に合いそう。

まずは、朝日を拝みながら矢筈ダムを目指します。
半そで、レーパンだと腕と脚がちょっと寒いけど、荷物を持ちたくないんでしょうがない。我慢しましょう。






ダムを震えながら下りると、いつもの神六鎮守神社。
イチョウはもちろんまだ緑色。晩秋が楽しみです。
さてさて、ここから国道34号線を少し南下して県道に入り、
塩田川沿いに走って車の少ない国道444号線へ向かうつもりが、
何を間違えたがそのまま34号線を北上。
間違いに気付いた時にはずいぶん離れていて・・・






といって車が多い34号線は走りたくないわけで、佐賀県立宇宙科学館の方へ右折。
さてどう行こうかと思案してると、ついでにお腹も痛くなってきた。
だから前の日くらい控えめにビールだけにしとけばいいものを、漢方薬まで飲むもんだからね・・・
この科学館。建物や施設の案内板はたくさんありますが、トイレの表示が無い。
もちろん建物の中にはあるんでしょうが、まだ朝の7時。当然閉まってます。限界です。
50年以上ゆるいお腹と付き合ってきた男の直感で、
この建物の裏にある「池の内池」という変な名前の池の方に行ってみた。
ビンゴ!!!池のほとりにありました。
藪蚊の襲撃なんのその。いや〜、何とか助かりましたよ。






このあとは科学館からそのまま東へ。途中で少しだけ北へいってまた右折。
県道36号線を国道444号線にぶつかるまでさらに東へ進みます。
陽が射して暖かくなってきた。でも薄曇りなんで走るのにはちょうどいいくらい。
膝も右の裏側に張りがあるものの今のところは大丈夫。快適です。






踏切なんて半島の先端にいると、おっと思う風景です。

道に迷った時は一度に俯瞰できる紙の地図が欲しくなりますな。スマホじゃどうも見づらくて。
結局、国道34号線と444号線の間を六角川に沿って走ったようです。
県道36号線。意外と走りやすかった。






六角川を渡って北に向かい、今度は県道212号線を嘉瀬川に沿って走り、
登り始める地点の佐賀大和に近づきました。
9時15分、ここで坂の前の腹ごしらえ。苦闘編を見ると、去年もここで同じ味噌ラーメンを食ってます。
人の嗜好ってそう変わらないものか。
これから登る山には雲がかかってますな。






肥前一宮の與止日女神社から登り始めます。空が暗くなってきた。






どのあたりを川上峡というのか分からないけど、この長雨で川に勢いがあります。






空はいよいよ暗く、上の方は雨が降ってそう。
走るには涼しくて快適なんですが・・・






富士町で西に折れ、熊の川温泉を過ぎて古湯温泉へ向かう途中。
膝に負担をかけないよう、動悸が高くならないよう、乙女ギアでゆっくりと登ります。
蝉がうるさい。聴き続けるとお経のように聞こえてきます。
ミ〜〜ン、ミンミンミンミン、ミ〜〜ン、ミンミンミンミン・・・・・・






10時10分。古湯温泉に着きました。
ここで羊羹でも食べながらのポチ休憩でもと思ったら、ぽつぽつ落ち始めてた雨が本降りになりまして。
あわてて、向こうのトンネル向けてダッシュです。






トンネルを抜けると雨はやんでて。
また蝉が鳴き始める。






10時30分。そうこうしてるうちに、嘉瀬川ダムに到着。
んっ、ここに来るまで辛い感じがしないのは曇り空のせいでしょうか。






ダムの駅 富士しゃくなげの里に寄りまして・・・






名物?の佐賀牛コロッケと七山茶をいただきます。
お茶のコピーがいいですね。「のまなくっ茶!!
みんな思いつくけど口にはしないフレーズがドーンと赤文字で。いいです。
え〜っと、佐賀牛コロッケはおいしかったです。






ダム湖の空も暗いでしょう。

この後左の先へ進んでいくんだけど、雨が降ってるようですな。






ダムからはしばらく平坦基調です。
ここは、野母崎よりずいぶん前に小中一貫校となった北山小中学校。
この先で、古湯温泉から北に向いてた進路をまた西にとって観音峠に向かいます。






前回の苦闘編ではこの辺りから路肩に雪が残ってたんですがね。
無理せずポトポト登ります。依然として膝は大丈夫。何とか登りきれそうだ。






11時30分。雨が上がったばかりの観音峠に着きました。
地味な峠です。「観音峠!!!!!!」という看板も標識もありません。
いまいち登った感が削がれますな。まぁ、それほど苦労せずに地味に登ってはきたんですが・・・

さてさて、このあと無事に3時までに波佐見に戻ることができるでしょうか。