南阿蘇村。
ランタナ越しのアジサイ。
そういえばランタナも小さいアジサイのようですね。
さて、土曜日に南阿蘇村に行ってきました。
息子の大学は阿蘇から熊本市内にキャンパスを移して講義が再開される予定。
そのために市内に新たな住居を構えないと。
幸い、この住宅難の中、新しいキャンパスの近くに1Kの部屋が見つかりました。
そこで、阿蘇まで行って部屋の荷物を取り出して、新居へ引っ越し。
南阿蘇村の状況がいまひとつわからない中、何とか1日で終わりたいと頑張りました。
長崎から7時のフェリーで阿蘇へ向かいます。
グリーン道路から二重峠を右に折れ、赤水へ。
そこから「部外者以外立ち入り禁止」と書かれた裏道を学生村のほうへと。
アパートまでは意外とすんなり着いたものの・・・
その途中の光景。1階は潰れています。
あまりの被災状況に言葉が出ません。
テレビやネットで知ったつもりになってたけど、現場に立ってみると被害は最悪です。。
復旧までの時間や労力を思うと・・・
この先に瓦礫を片付けるボランティアの人たちがいて。
お疲れ様ですとそばを通り過ぎようとした時に息子が車を止めてという。
「おい、○○○?」
「あっ、△△△(息子の名)、会えたね。顔が見れて、うゎ。よかった。」
「ボランティア、お疲れさま。俺は何にもしてないし申し訳ないけど。」
「荷物取りに来たんやろ。気をつけてな。」
「あぁ、またな。」
そんなとっさの会話だったと思います。
ワタシもなんだか申し訳ない気がして。
そのあと、大家さんにも会いました。
自宅も全壊、所有しているアパートもたぶんすべてダメになったろうに、
長崎から来たワタシたちの心配をしていただいて。
気持ちを思うと涙が出てきました。
阿蘇大橋の崩落現場を対岸から。
特別な場所から撮ったんじゃなくて、ここは息子のアパートに隣接した駐車場。
すぐ傍まで崩落しています。
部屋の中は冷蔵庫が動いたり皿やコップが割れたりしてましたが、これくらいないいいほうです。
でも、奥の扉の先の部屋からはなぜかテレビが無くなってました(-_-;)
雨が強くならないうちに急いで車に積み込んで熊本市へ。
放り込むように新居に荷物を収めて何とか終了。
いやはや、疲れました。でもこれぐらいでよかった。
今日は快晴。
被災地には雨も辛いが、暑さも大変だ。