BRM225テンカイホウ200k。ブルベと温泉と酒蔵と。
記憶が消えないうちに、たった一人の反省会を。
5時過ぎに長崎半島の先端を出発、それでも7時前には着きましたよ。
さっそく、石川さんやてれすけさんに会えました。
初めて来た大崎半島。
国民宿舎もあっていいところですね。
ここにある「しおさいの湯」でブリーフィングです。
久しぶりのげんさんから声をかけていただきました。
このあとＤＮＦまでお世話になるんですが・・・
今日のコースは、大雑把にくくると川棚を起点に西へ佐世保の展海峰まで行って、
折り返して武雄から鹿島に抜けて多良山系をぐるっと回って帰るコース。
前半がアップダウンで後半は平坦基調。犬山城を越えれば何とかなるかなって思ってたんですが。
とりあえず、出発です。
8時半ごろ、ハウステンボスを過ぎました。
この先に今日最初の峠があります。（ほかの人は峠と思わないだろうけど。）
9時過ぎに早岐の瀬戸を通過。結構潮が巻いてます。
10時前に米軍基地のニミッツパークを過ぎました。
佐世保に住んでいて、このあたりを車で走ってた頃はもう40年近く前。
この歳になって自転車でまた走ろうとはねぇ・・・・・・
へへへ。展海峰の展望台です。
ここに来るまで写真が少ないのは、はい、余裕がなかったんです。
この展望台の下で、げんさんが楽しそう？にパンク修理してました。
パンクまでも楽しんでしまうのかと。すごいよね。
この日の九十九島は霞んでます。
個人的には、ここに来ただけで達成感がありました。
足がもう売り切れてたんで、そう思うことにしたんです。
これから先はほんとに写真がない。
いきなりの登り返しで足が攣りました。
左右の太腿と左のふくらはぎが同時にですよ。死ぬかと思いました。
とりあえず、押してでもいいから佐世保駅までたどり着いて、輪行で川棚に帰ろうかと思い始めてましたが、
自転車を押しているところを、げんさんに声をかけられて、石川さんに写真撮られて、
じゃ、まぁ、もうちょっと頑張ろうかと。
佐世保駅を通過する頃には足の攣りは治まったけど、左ひざにいつもの痛み。
こりゃ無理だな。早岐まで行ったら左折のところを直進して川棚へ帰ろうと決めてました。
と、そこへ前に行ったはずのげんさんが石川さんと追いついてきた。？？？
「先に行ったはずじゃなかったんですか?」
「げへへ。2度目のパンクですよ。」とまた笑顔。
じゃ、まぁ、追いかけてみようかと。
早岐をコース通り左折。
走っていくと、自転車屋さんにまた石川さんの姿。
店内には、どうもげんさんがいるようです。
ひょっとして3度目のパンクか?
お先にと声をかけたけど、聞こえなかったかな。
そのあとの山道。
国道35号という立派に平坦な道があるのに、こんなところを走りたがる。
基本、ブルベってドＭなお楽しみなんですね。
また、このあたりでげんさんに追い越されました。3回目。
「チューブとタイヤをゲットだぜ。ＰＣ１で交換さ!!!」ってさわやかな笑顔。
いやいやホントに、ここから国道35号に戻るまでは結構なアップダウンで。
実際、西九州自動車道の上を走ってるんですからね。
展海峰と犬山峠がメインかなと思ってましたが、ここも凄かった。（勿論、自社比です。）
このあたりのずっとその前から、登りは歩き下りは自転車で、平均時速はいよいよ14キロ。
どっかでポキッと音がして、道端の花なんか撮ってました。
それでも国道に戻ってきてからは、いったんコース通りに武雄を目指したんですが、
この時点で武雄のPC1まで約20キロ。残り時間は1時間。
つまり時速20キロならぎりぎりオッケーなんだけど。
じゃ、頑張ろうかと力入れると、即、攣ります。おまけに左ひざの痛みは治まらず。
たとえPC1に入れたとしても、今の自分じゃ犬山は無理だと判断。ＤＮＦの連絡を入れました。
近くの空き地に自転車を停め、反射ベストを脱ぐと、ホントにリタイヤしたな感がしみじみと。
情けないような、ホッとしたような、急に時間が空いたような。
ホントは見ないはずの帰り道のハウステンボス。
ゆっくりゆっくり、膝をかばいながら、いつものポタリングになりましたとさ。
と、ここで落ち込んで終わるはずなんですが、
まだまだ頑張ってた皆さんには申し訳ないが、意外とこの後が楽しくて。
とりあえず温泉だけでも入って帰ろうかと川棚のしおさいの湯に戻り、
ロビーに行くと石川さんがいらっしゃいました。
「お疲れさまでした。お風呂でもどうですか。」って労いの言葉をいただきまして。
HPから借用しました。
これがホントにいい温泉で。大パノラマでしたよ。
仮に完走したとしても帰ってきたとき温泉に入れたかどうか。
入ったとしてもこのパノラマは見れなかったでしょう。
ＤＮＦのおかげです。もちろん、本末転倒は十分承知してますが(-_-;)
露天風呂もありますよ。
この後、ロビーで石川さんと少しお話をさせていただきましたが、
なんだかゆったりとした時間で楽しかったです。
お世話になりました。
時間を気にしながらＧＰＳを眺める緊張感、久しぶりでした。
まっすぐカインのもとへ帰ってもよかったんだけど、もともと夜中まで帰れない予定だったはず。
ぽっかり時間が空きました。
それではと、帰る途中、佐世保市と川棚町の町境でみかけた梅ヶ枝酒造に行ってみることに。
いい構えです。
こういう迎え方は反則だと思う。
販促だとも思う。右下にちっこいのも笑ってるし。
おまけにお茶を出してもらった腰掛の火鉢には火が入っていて。
そりゃ、買いますよ。3本も。
もう、ブルベだか、温泉旅か、酒蔵巡りかわからなくなったけど、
全部ひっくるめて楽しい一日でした。
ＡＪ長崎の皆さん、ホントにお世話になりました。
